チェロ弾きの上司。
◇
今日のオケの練習は、本番指揮者、早瀬マリさんの初振り。
「あたし、女性指揮者って初めてです」
「俺もー」
「ホームページ見たら、エリートコースの上に、すっごい美人だった!」
「またまたー。どうせメイクと照明でごまかしてんじゃないの?」
開始を待つ間、近くの人とそんな話をしていたんだけど。
実物は、ほんとに美人だった。
大きな瞳が、生き生きと輝いてるのが印象的。
グレーのツイード素材のパンツスーツ。
中にはワイン色のタートルネックのニット。
髪は後ろでまとめていて。
お化粧も派手すぎず地味すぎず。
全体的に、どことなくお上品さを感じさせるファッションと雰囲気。
指揮台に立つ姿は、すらっとしていて、背筋がピンと伸びて、美しい。
コンマスに合わせて、みんなで起立すると。
「はじめまして。早瀬マリです」
みんなを見回し、微笑んでご挨拶してくれた。
「4月と9月の定期演奏会を振らせていただきます。どうぞよろしく」
みんなで、よろしくお願いします、と返して、着席。
ちなみに、今まで一回ごとに違う指揮者に振ってもらってきたうちのオケ。2回続けて同じ人が振るというのは、異例。
今日のオケの練習は、本番指揮者、早瀬マリさんの初振り。
「あたし、女性指揮者って初めてです」
「俺もー」
「ホームページ見たら、エリートコースの上に、すっごい美人だった!」
「またまたー。どうせメイクと照明でごまかしてんじゃないの?」
開始を待つ間、近くの人とそんな話をしていたんだけど。
実物は、ほんとに美人だった。
大きな瞳が、生き生きと輝いてるのが印象的。
グレーのツイード素材のパンツスーツ。
中にはワイン色のタートルネックのニット。
髪は後ろでまとめていて。
お化粧も派手すぎず地味すぎず。
全体的に、どことなくお上品さを感じさせるファッションと雰囲気。
指揮台に立つ姿は、すらっとしていて、背筋がピンと伸びて、美しい。
コンマスに合わせて、みんなで起立すると。
「はじめまして。早瀬マリです」
みんなを見回し、微笑んでご挨拶してくれた。
「4月と9月の定期演奏会を振らせていただきます。どうぞよろしく」
みんなで、よろしくお願いします、と返して、着席。
ちなみに、今まで一回ごとに違う指揮者に振ってもらってきたうちのオケ。2回続けて同じ人が振るというのは、異例。