チェロ弾きの上司。
チャイコフスキー作曲、弦楽四重奏曲第1番第4楽章。
繰り返しはしないので、約7分。
ウォーキングと早瀬先生既婚者騒動のおかげで変な緊張感は吹き飛んでいて、驚くほど落ち着いて演奏できた。
4人の音が溶け合ったり、リレーしたり、分かれて主張し合ったり。
あたしの今の精一杯の演奏がホールに満ちるのは、とても贅沢な気持ち。
中ほどで、主旋律を弾くアカリンからは、“このメロディが好き!”って気持ちが伝わってきて、あたしは伴奏しながら胸が熱くなった。
好きってパワーは、ほんとにすごいね。
そして、三神さんが高音のメロディを超美しく情熱的に奏でていく。
わかっていたけどすごすぎるー!
後半、先ほどのヴィオラと同じメロディをチェロが弾く。
わあ。やっぱり上手い。しかも、熱さと優しさの両方が感じられるって、不思議。
すごく楽しくて。
気持ちよくて。
頑張って練習してよかった。
あー、幸せだなぁ。
終わっちゃうのが、ちょっぴり残念に思えるくらい。
お客様にも、この曲の素晴らしさ、届けられたかな?