双子の秘密~俺のかわりにアイドルになってくれ!~
1章

私、田嶋はるは突然、田嶋ひろという男に人生を狂わせられるのであった・・・

「お願い!!
病気が治るまで俺のかわりにアイドルになって!!」

・・・

「は?」

え、まってまって、
全然いみがわからないんですけど。

「頼むー!!」

「嫌にきまってるでしょ!?
私、女なんですけど!?」

私たちは男女の双子。
昔から顔は一緒。
性格は真逆だけど
身長は私が女子の中ではかなり高い方だからあんまりかわんないかな?

「今めっちゃいい時期なのにさ、病気でアイドル辞めますなんてもったいねーじゃん!?」

「確かに・・・」

「俺の夢が叶いそうなときに、はい辞めますなんて言える!?」

「・・・確かに」

「はる!!お前には心というものがないのか!?」

まじかー…
これ、やらないといけなくなるパターン

「ホントに無理だから!女なのになんで男だらけの集団にはいらないといけないわけ!?」

「可愛い弟のためをおもって!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10分後~

はぁー…
とうとう負けてしまった…

「あぁーーー!!!!!!!!!」

なんで引き受けてしまったのか…

「はるぅ~♡♡
もぅ、大好き~♡♡」

「はやく病気治しなさいよ!?」

「はぁーい♪」

もぅ…
一応、引き受けたからには頑張らないとね。

「あ、そーいえば、マネージャー呼んだから。」

「え、NOW?」

「なんで英語なの」

トントン

「失礼します。」

「おぉ!やっと来たか〜」

「ごめんよ〜
渋滞してたんだよぉ〜」

おっと?
イケメンの登場〜

「はる!!
この人が俺のマネージャーだ。」

「初めまして」

キャー/////
イケメンスマイル♡

「初めまして!!」

「えっと、はるさんですよね?
これから色々と大変だと思いますが、僕も手助けしますので一緒に頑張りましょう(^_^)」

「はい♡♡」

あ〜もぅ〜/////
カッコよすぎる♡

「はる!!
頑張ってな!!」

「あんたも頑張んなさいよ?」

すっごい不安だけど頑張ろう。
…イケメンのためにも←

「まず、はるさんの外見をひろのようにしなくては…」

あ、そっかー…
これから少しの間だけひろとして生きていかなきゃいけないんだ。

「髪も切らないといけないんですか??」

胸ぐらいある黒髪は昔からずっと変わんない。

「そうですね…
はるさんには申し訳ないんですが、ひろに似せるなら切らないと。」

やっぱりダメかー。
この髪型気に入ってるのに…

「はるってばー!!髪なんか切ったってまたすぐはえてくるって(笑)そんなに悩むなよ!」

あんたのせいで悩んでるんでしょうが!!

「そんなに悩まなくてもいいんですよ。切りたくないなら、カツラというてもありますし…」

髪は切りたくない。
…でも、やるからにはとことんやりたい

「いえ、切ります。」

「ほんとにいいんですか??」

「はい。お願いします!!」

さらばだ!!
私の髪の毛共ーーー!!!!

「では、さっそく髪を切りに行きましょう。時間もないですし…」

「バッサリ切って来いよ〜」

「わかったから」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
30分後〜

そして髪をばっさり切った私。

「わーお」

さすが、双子なだけあってすごい似てる…

「これで、顔は大丈夫ですね。」

「あ、マネージャーさん!!」

「ん??」

「お名前お聞きしても??」

「あぁー。
そうだったね(笑)
えーっと、大西たつやと言います。20歳の独身です。」

あ、意外と若い…

「あの、タメ口で話してもらえませんか??」

「わかった!
じゃあ、僕にもタメ口で」

「わかった(笑)
よろしくね!たつや兄さん♪」

「よろしく!はるちゃん♪」

「はるでいいのにー(笑)」

「じゃあ、はるね!」

それからいろんな話をして、洋服屋に向かった

「いらっしゃいませー」

「兄さん!!
この服ひろっぽくない??」

「ほんとだー!
買っちゃえ〜」

「ほかのもみないとね〜」

やっぱり買い物は楽しい〜♪

「やばい…
買いすぎてしまった…重」

「いや、買いすぎだろ」

「手伝って〜」

「はいはい」

「ありがとぉーーー!!」

「どういたしまして(笑)」

よし。買い物も終わったし、とりあえず大事な準備はだいたい終わったかな?

「あ、はる。
今から社長と3人で話し合いするからな」

「え、社長さんと??」

なんか急に緊張してきた…
社長さん…優しい人かな??

「うちの社長はおバカで優しい人だから緊張しなくても大丈夫だよー」

兄さん、ちょっと馬鹿にした気がするけど←
とりあえず優しい人なんだ…よかった。

「さぁ!
もうすぐで着くぞ!!」

「ふー…」

コンコン

「失礼します。」

「社長!!
連れてきましたよ〜」

「おぉーーー
やっと来たかぁーーー」

「初めまして。
ひろの双子の姉、はるです。」

「あらあら!
めっちゃくちゃそっくりじゃない!!」

え、知らなかったの?

「もぅ、たつや!!
なんでいってくれなかったのー??」

ほんとに知らなかったんかい

「僕、言いましたよ??」

言ったんかい

「そうだったっけ??
ま、そんなことより、早く話し合いましょう!!」

「あ、はる。
渡すの忘れてたものがあった。」

はいって渡されたけど…
ナニコレ。

「サラシだよ!」

あぁー
あれか、胸に巻くやつか

「でも、私が見るかぎり巻いてもあんまり変わらないと思うわ」

社長さんひどい

「変わらなくても一応巻かなきゃね」

兄さんもひどい

「あ、あとこれ!!」

これは、卓球の球ですね…
言わなくても大体の人は使い方わかると思うからあえて言いません。

「あーとーは!
説明だけでいいかな??」

どぞどぞ

「まずね、大事なこと言うね。」

「はい。」

「あなたには宿舎に住んでもらいます。」

「はい。
…え、え?」

いや、待て待て待て。

「もちろんメンバー全員いますよ!!」

…は!?

「いや、社長。それはさすがに」

バレるとかそうゆう心配とかないのかな?この人は…

「まー、なんとかなると思う!!から、大丈夫!!」

ほんとに大丈夫かな。この人←

「あと、メンバー全員の顔と名前を覚えて、ひろみたいに皆に明るく振る舞ってね!!」

え〜…できるかな?
私、そこまで性格が明るいわけじゃないからな…

「あと、お風呂もひとつしかないから気をつけてね」

まじかぁーーー

「あ、大事なこと忘れてた!!
ひろ、芸名とかないから。
だから、今日からはるの事、ひろって呼ぶわよ」

あぁー
忘れてた…
ひろって呼ばれるのかー
違和感しかない←

「僕のこともたっつーって呼んでね!!」

うわー
絶対慣れないでしょ(笑)

「とりあえず、今言った事に気をつければ大丈夫だと思うから頑張ってね!!」

「はい!!
がんばります!!」

とりあえず、やれるだけやってみよう!!
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