それでも、意地悪な君が好き。
立っててもしょうがないか…
晴人の家からスーパーは近い。
とは言っても往復したら20分はかかる。
よし!
部屋で待ってよう。
大量のお菓子を大事に抱え
2階にある晴人の部屋へ向かった。
階段を上り突き当たりにあるのが晴人の部屋。
その隣がハルの部屋だ……
ギシギシと階段を上がる自分の足音に緊張が走る。
玄関にはハルの靴があった。
ハルはもう帰ってきてるのかもしれない。
そんな事を考えながらハルの部屋を通り過ぎた。
晴人の部屋の前に着き
ドアノブに手をかけた時、
ガチャ
ハルの部屋が開かれる音がした。