それでも、意地悪な君が好き。






言ってしまった後に後悔が押し寄せる。



バカだ。


あたしは大バカものだ……



もっと違う事言えたでしょうが…



お菓子食べる?

とか

一緒に勉強しない?


とか………





さすがにびっくりしたのか

目を見開いて固まるハル。





「な、なんてね
小さい頃に入ったきりだったから…
久しぶりだなぁーとか

でも…き、気にしないで」



精一杯の誤魔化しも
ハルに通じていれば良いけど…


それよりも

早くこの場から立ち去りたい。






< 113 / 246 >

この作品をシェア

pagetop