それでも、意地悪な君が好き。






ハルの部屋の前で立ち尽くすあたし。

部屋を追い出されてからも

その場から動く事が出来なかった。






ドア一枚挟んだ場所にハルはいる。

なのに…

一向に先が見えない
暗闇に置いていかれたような気持ちだった。




ハルの存在が

昔よりも

ずっとずっと遠くなってしまった気がする。






こんなはずじゃなかった。


ハル




苦しいよ…



もう

前みたいには戻れないの……?







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