それでも、意地悪な君が好き。
訳が分からないまま
連れてこまれた場所は
体育館の裏だった。
思ったより迫力あるかも…
あたしの周りを囲む派手な女の子達。
晴人ファンの子やハルファンの子…
それぞれが何か言いたげにあたしを睨みつけている。
こういうのってドラマとか映画だけの話しだと思ってたけど…
実際に自分が経験するなんて思ってもみなかった。
圧倒されながら辺りをキョロキョロ見回す。
ヤバいだれもいない…
あたしなんかした?
もうなんなのよ~
なんて思っていたら…
沈黙を破るように二人の女の子があたしの前に立った。