それでも、意地悪な君が好き。
安心しなよって言われてもなぁ。
まだ顔も見てないのに…
っていうかあたしハルの好み知らないし…。
まぁちょっと前に比べたら
かなり心配は減ったけどね。
あの日………
サトミにはめられた
あたしにとっては恐怖を味わった最悪な日から
ハルの周りにいた取り巻きが居なくなった。
綺麗な子から
可愛い子まで
ハルの周りに溢れていた女子達が
無駄にハルに近付くのをやめた。
と、いうよりはハルが寄せ付けないのかもしれない。
サトミ達はというと…
相変わらずあたしに睨みをきかせてくるが
ハルに近づく事はもちろん
あたしにも手を出してくる事はなくなった。