それでも、意地悪な君が好き。






心良く送り出してくれたお母さん達だけど



やっぱりいつも思うのは変な親だなぁ…と。


年頃の男女が外泊するというのに

お土産をねだるだけなんてビックリだ。






それはさておき、



別荘の中に入った瞬間、あたしは思わず足を止めてしまった。



アンティークな家具で揃えられた広々としたダイニングは

高そうな絵画や、坪などが飾ってあり

天井はシャンデリアがキラキラ光っている。






「あたしと香織はこの部屋を使うとして

二人は適当にどこでも使ってね」



圧倒されているあたしの横で

ハルや晴人に部屋の説明をする茜。




沢山ある部屋にキョロキョロする晴人に

入り口から一番近い部屋に入るハル。



双子とはいっても本当に対称的だ。









< 162 / 246 >

この作品をシェア

pagetop