それでも、意地悪な君が好き。






猫の話しじゃないのに珍しいなぁ。

よっぽどあたしが変人に見えたとかかな…


1人でニコニコしていた事を今になって後悔するあたし。



「最近嬉しそうだからさ。
ちょっと前は辛そうだったけど…
彼氏出来たとか?」



「あっ、違うの。
友達の事で悩んでたんだけど、解決したんだ」


あまり会話をしていないのにあたしの変化に気付くなんて…

よっぽど分かりやすい顔してるのかなぁ。



「そうだったんだ。
良かったね!
菊地さんは笑ってるほうが良いと思うよ」



「あっ、ありがとう…」


か、可愛い…

思わず見とれてしまうほど菊地くんの笑顔は可愛いかった。



「ずっと菊地さんと話して見たかったんだけど…
俺みたいなのが話しかけて迷惑だったらどうしようとか思っててさ」



「えっ!?
全然迷惑なんかじゃないよ!どうして?」


俺みたいなのが…

なんて卑屈になる理由があたしにはサッパリ分からなかった。

女子に人気あるのに…







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