それでも、意地悪な君が好き。






「おまたせ」



テーブルの上に置かれたのは
あたしの大好物。

卵がフワフワでソースも凝っている晴人特製のオムライス。





美味しそ~






「いただきまぁー……」




スプーンの上で揺れる美味しそうな卵を口に入れようとした時だった。






「うまっ」




手に持つスプーンが消えた。




背後からの声に慌てて振り向くと…


そこにはあたしのオムライスを美味しそうに食べるハルがいた。







最悪だ…





しかもあたしのオムライスをー!!!








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