それでも、意地悪な君が好き。






キャーキャー騒ぐ女子の黄色い声。


晴人に気付いた女子達が一斉に階段を降りて行く。


それにあたしは巻き込まれた…






ダメだ…





落ちる







覚悟するようにあたしはギュッと目を閉じた。









「香織ー!!!!」




叫ぶ和花の声が響く。








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