それでも、意地悪な君が好き。






夢とは言っても


それは現実にあった事で


あたしが小さかった頃の記憶。







その証拠に、その時もらった宝物も大事に持っている。




赤い紐の小さな鈴。


少し錆び付いてはいるけれど、小さくて可愛いあたしの大事な宝物だ。







ふと、学校カバンに付いている鈴に目を落とす。



・・
晴人もまだ持っててくれてるのかな。


あたしの宝物……








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