それでも、意地悪な君が好き。






そう言いながら男はあたしのカバンに手を伸ばした。




「触らないで!!」



気付いたら大声で叫んでいた。




晴人からもらった大事な鈴。

こんな人に触らせたくない。





「はっ?
何いきなり

まぁ、いいや強気も嫌いじゃないよ」



不満そうにしながら

腕を掴む力が強まった。






「なになに~
めっちゃ可愛いじゃん

みんな来いよ!
リョウが可愛い子捕まえたぁ」



みるみるうちに集まる男の友達。







もしかして…

この状況結構ヤバい?









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