それでも、意地悪な君が好き。






ジタバタしているうちにあたしは数人の男の人達に囲まれていた。





「俺んち行こうぜ」



いいねぇ‼と盛り上がる男達。


引っ張られる腕に痛みが走る。






どうしよう、どうしよう…


このままじゃ連れて行かれる…









「何してんの?」






「おっ、ハルじゃん」






ハル…?







声がしたほうを見ると

男達の後ろからこっちへ歩いてくるハルの姿があった。










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