それでも、意地悪な君が好き。






「はぁ……」




静かな教室にため息が響いた。


真っ白な紙と向き合うあたし。









ガラッ――










教室の戸が開かれる音。





誰か忘れ物かな?








足音のする方へ視線を移した。









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