それでも、意地悪な君が好き。






えっ………!?





その足は真っ直ぐとあたしの方へ向かってくる。









…ハ…ル?


なんで居るの…?


どうしてあたしを見てるの…?




バクバクと激しくなっていく心臓の音。


真っ直ぐと見つめられた視線に緊張が走る。






そしてハルはあたしの目の前で立ち止まった。


見下ろされ、反らされる事のない視線に唾を飲む。












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