それでも、意地悪な君が好き。






「あっ、
あたしちょっと…」



居たたまれなくなり

その場を離れようと席を立つ。



その時だった。






「待って…」




呼び止められ振り向くと、

ハルの様子がいつもと違う気がした。



なぜか辛そうで寂しそうにも見えた。





ハル…?




「言い過ぎた…

ごめん……」






えっ!?




今、




ごめんって言った?


ハルが?





あたしに謝ったの……!?







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