それでも、意地悪な君が好き。






数日後、


あれからハルは少し…

……

ほんのちょっとだけ

優しくなった気がする。




まぁ相変わらず口は悪いし
意地悪だけど…


それでも、距離が縮まった気がする。










「なんか最近は機嫌良さそうだね」


いつもの朝、

なぜか今日はとっても気分が良い。

浮かれ足なあたしを爽やかな笑顔で見つめてくる晴人。






「そうかな?

あっ、やっと補習終わったからね♪」




あの日から、

ハルは文句を言いながらも補習を手伝ってくれた。

スパルタなハルのおかげ!?で大変だった補習もなんとか終える事が出来た。




優しいのか冷たいのか分からないけれど

色々と助けてくれたハルには本当に感謝している。









< 64 / 246 >

この作品をシェア

pagetop