それでも、意地悪な君が好き。






「なるほどね

でも、1人で大変だったんじゃない?」



いつもあたしの面倒を見てくれている晴人。

今回の補習だけは甘えられないと思って晴人には断ったんだけど…

結果1人じゃ無理だったという…



まぁきっかけはなんであれ
ハルが協力してくれたから助かったんだよね。





「あっ!

補習ね、ハルがね付き合ってくれたの」




1人で頑張る!
なんて張り切ってたのに…

結局、ハルに甘えた形になっちゃったけど。







「えっ?ハルが!?

そうなんだぁ……」




よっぽどビックリしたのか困惑している様子の晴人。



まぁそうだよね…
あたしだってあり得ないくらい驚いたもん。




でも、すぐにいつもの晴人に戻り

良かったね。と言って笑顔を見せた。



こう見えて双子だしね、
ハルの優しさは晴人が一番知っているのかもしれない。









< 65 / 246 >

この作品をシェア

pagetop