それでも、意地悪な君が好き。
「なるほどね
でも、1人で大変だったんじゃない?」
いつもあたしの面倒を見てくれている晴人。
今回の補習だけは甘えられないと思って晴人には断ったんだけど…
結果1人じゃ無理だったという…
まぁきっかけはなんであれ
ハルが協力してくれたから助かったんだよね。
「あっ!
補習ね、ハルがね付き合ってくれたの」
1人で頑張る!
なんて張り切ってたのに…
結局、ハルに甘えた形になっちゃったけど。
「えっ?ハルが!?
そうなんだぁ……」
よっぽどビックリしたのか困惑している様子の晴人。
まぁそうだよね…
あたしだってあり得ないくらい驚いたもん。
でも、すぐにいつもの晴人に戻り
良かったね。と言って笑顔を見せた。
こう見えて双子だしね、
ハルの優しさは晴人が一番知っているのかもしれない。