それでも、意地悪な君が好き。






ハルの生徒手帳の中に挟まれていたのは…







あたしの宝物。







小さい頃、晴人にあげたはずの

四つ葉のクローバーで作った押し花のしおり
だった…








すると、

人混みの中ビニール袋を持ち
戻ってくるハルの姿が見えた。




あたしは混乱する頭の中、

しおりを中に挟み直し

慌てて生徒手帳を閉じた。








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