それでも、意地悪な君が好き。
帰宅後、
お母さんに朝の事を話すと
『あらそうなのぉ?ふふっ、ハル君と晴人君によろしくね~』と言って快く見送ってくれた。
こういう時にお母さんの楽天的な性格をありがたいと思う。
まぁ警戒心がないのも当たり前かぁ…
相手は晴人だからな…
これでも一応女の子なんですけど、
晴人があたしの事を性的な目で見ていないのは
お母さんから見ても一目瞭然というわけね…
安心のような
ショックのような
ちょっと複雑な心境の中、あたしはまた晴人のお家へお邪魔する事にした。