それでも、意地悪な君が好き。






「あ、…
ごめんっ!


…えっ!?」





晴人から離れようと体を起こした時だった。




グイッ
と引き戻された体はさっきよりも密着した。

数センチしかないだろう顔と顔の距離。





真っ直ぐと真剣な晴人の表情に

視線を反らす事が出来ない。






時が止まったように見つめ合う。






それでも

あたしの心臓はドキドキと爆発しそうなくらい激しく動く。







えっ……

何が起こってるの!?







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