それでも、意地悪な君が好き。






「あっ、ハル…
お、おはよう…」



自分でも分かるくらいひきつり笑いなあたし…


眠そうに目を擦りながら教室に入ってくるハルの周りには相変わらず女子の取り巻きが大勢いる。



その中を掻き分けてハルの目の前に立つ。



うっ、恐い…


ハルを取り巻く女子達の痛い視線にめげてしまいそう。





でも…


ハルとちゃんと話したい…




だから何?




なんて軽く流されるかもしれない。




それでも

このモヤモヤした気持ちが消えるならそれで良い…










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