優しい君は
一章

○夏のある日

ガヤガヤした教室、ジリジリとした暑さが頬を伝う


「あっつい、あっつい!」


私、蜂谷仁花の目の前の席にに座っている幼なじみ、中井美穂はこの数分間そればっかりだ。



「まだ朝なのにね、6月なのに、こんな暑いとは………まぁ、窓側だしねー」


ふふふっと笑ってみる



「なんでそんなに笑ってられるの!!!一大事よ!?暑いのは一大事ー!!!」



そこまでなのかな、、、?
確かにこの暑さに私も悩まされてるけど
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