優しい君は
「慶次さんも来てくれないし、全く!私も仁花ちゃんみたいな優しい娘が欲しかったわ!

私の娘も仁花ちゃんと同じ学校受けるって言ってたのよ!受かったからしら〜!

仁花ちゃん、仁花ちゃんの学校に蜂谷ーーーあれ、なんだったからしら待って思い出すわ」



花枝さんはうーんと頭を悩ませている。



その仕草がとても悲しくて。




「っ、思い出さなくてもいいよ!名前!前も聞いたしさ!また、頭痛くなっちゃうよ?」




笑ってみせる、笑えてるかな
< 13 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop