優しい君は
相槌をうって私は708号室から急いで出た。



泣いてしまいそうだったんだ、



『記憶が止まってしまった』お母さんとこれ以上話すのは。



病室から出てしばらく、ドアの前で動けなくなっいた。



ここは個室ばかりだからあまり人が通ることがない。



私は、それをいいことに涙を溜めて
< 16 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop