優しい君は
「あ、きたよ。仁花、学園の王子様って聞いてる?」


「ん?なぁに?」


私は笑顔で首をかしげる。


「仁花は王子様も興味ないのね………家族のことで頭いっぱい?」



「んー?エアコンつけようかなぁどうしようかなぁってそして明日、流花お弁当なんだって、なににしよう!」


私がふふふって笑いながら元気よく話したら


美穂はやっぱりといった顔でうなずいている。



確かに弟のお弁当は考えてたけどさ、、、
< 3 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop