優しい君は
沈黙を破ったのはなんと、

「ふはっ、おもしれー、やぁ、ストーカーさん何の用?」

城谷くん。
爽やかな笑顔でそんなこと言われると、女子が惚れるのもわかるなーって、

タイミングよくそよ風が吹いて、地毛と噂される綺麗な金髪が揺れる。


なおさらそう思った。


そうだ、大事な大切な妹のための大事な用を思い出す。
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