優しい君は


ーーー「あの!!!待ち合わせしませんか!」


キョトンとした顔の城谷くん。

「どこで?」


すんなり返されてまだ場所を決めていない私はあたふた。


「えっと、えっと、」

「ゆっくりでいいよ」


城谷くんが王子様って呼ばれるのはこういうところか、なんて納得してしまってって違う。
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