泡恋


あたし達は付き合い始めた。

あたしは彼のマンションに住んで昼間、彼が仕事に行っている間には部屋を掃除したりした。

本当におかしな話だ…
風俗嬢が今度は奥さんみたいなもの。



彼が帰ってきてからは毎日のように肌を重ねた。

しばらく『愛』というものを知らなかったあたしを、彼は愛してくれた。

彼のぬくもりが何よりも心地よかった。


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