泡恋


「俺…さ…」

翔がいきなり口を開いた。
目線は未だ、合わせずに赤い顔のまま…


「今までちゃんと恋とかしたことなかったからわかんないっつーか…」

短い沈黙が流れる。

「でも!!
お前のこと、本気なんだ。愛しているって言い張れんだよ。」


怒鳴りにも似た彼からの告白にまた赤面する。



そんなこと言われるの初めてだよ。
あたしだってちゃんとした恋はしたことないし、翔を愛してるって言い切れる!!!


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