泡恋
「幸せにする!!絶対に大事にするから…」
語尾は消え入りそうな程小さくはかない。
あたしはこんなにも純粋に他人から求められたことがあっただろうか─…
証拠なんてないけど、彼は絶対に自分を大事にしてくれる気がした。
そっと頭を撫でてくれるときの柔らかい感じとか、抱き合っているときのぬくもりなどから、彼の気持ちは伝わってきた。
それに、彼は必ずあたしを抱くときゴムをつけてくれた。
彼を生で感じたかったが、彼の気持ちがなにより嬉しかった。
もう、迷いもなにもない。
あたしは、一生翔と生きていきたい!!