泡恋


「あたしを…幸せにしてください」

絞り出すような声で彼の瞳にささやいた。


「ああ!!約束する」

「大好きっ」


こうしてあたしたちは抱き合って求め合った。

自分たちに欠けているものを補うかのように─…


本物の愛を知らなかった少女は、同じような境遇の少年によって温かい何かを手に入れた。


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