泡恋

「あっ奈々ちゃん!!」

仕事でのあたしの名前は奈々―…

店長はあたしの過去を理解していてあたしの年齢も知っている。


「来てそうそう悪いんだけどさ…いつもの方きてるから」

「はい」

あたしは慣れた返事を返し常連の前に出た。


「こんばんわぁ~桐谷さん!!」

「奈々ちゃん…今日は60分コースで」

「はーい!!じゃあ、二番室へどうぞ」


営業スマイルで客に媚びるのも慣れた。

あたしはバスローブに着替え客のまつ二番室へと向かった


< 4 / 68 >

この作品をシェア

pagetop