さくらの花が舞う頃に







その瞬間、私の中で何かが壊れた。



今までの楽しかった思い出も、ドキドキした気持ちも、淡い期待も全て。



全部が粉々になって全てが砕け散った。



────お前のこと飽きたわ



────もう興味ない



先生の言葉ひとつひとつが私の心に突き刺さる。









この痛み………………私知ってる。



同じだ。夢愛のときと。



夢愛に裏切られたって初めて知ったあの日も、これと同じ痛みだった。




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