さくらの花が舞う頃に
少し困惑しながら近藤先生を見つめると、さらに顔を赤くしてもじもじし出した。
「よ、吉澤先生………今、好きって言いましたよね?」
「え?いや、それは………」
「そ、それは困ります!吉澤先生、あなたが僕のことを好きなように僕もあなたのことが好きです。
しかし、これは教師同士の禁断の恋。諦めなければいけないのです」
「………は?」
目が点になる俺を知ってか知らずか、近藤先生はさらに続ける。