さくらの花が舞う頃に




このまま居留守を使うのも無理があるかな………



目は相変わらず腫れている。



だけど、このままずっとトイレに閉じこもるなんて無理だし………



私は覚悟を決めて個室のドアをそっと開いた。



「ほらー、やっぱりいるじゃ…………………って、ええーー!?」



個室から出てきた私の顔を見て、メグが大絶叫した。



まあ、予想通りの反応だったからあんまり驚かなかったけど。



「目が腫れた」



「そんなの見ればわかるって!なんで!?どうしちゃったの!?」




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