さくらの花が舞う頃に




ブーッブーッ



「…………あ~!もう、うるさい!!」



三回目でようやく限界が来た私は、枕元の「何か」────すなわち、携帯を取った。



まだまだ眠気が残る目で画面を見ると、そこには

「戸山 大貴」からの着信。



「戸山……………大貴?」



「戸山 大貴」って……………戸山くん?



そういえば、後夜祭のときに連絡先を半ば強引に登録されたんだっけ………




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