さくらの花が舞う頃に





私は前に進むって決めた。



そのために、吉澤先生への気持ちにも区切りをつけたんでしょ。



だったら、メグと佳奈に対してもこんな気持ちのままじゃダメ。



「………よし」



私は小さくそうつぶやいて、重い足取りで教室へと向かった。



















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