さくらの花が舞う頃に
さくらの過去
それは私が中2の頃の話だ。
中学の頃、私はどちらかといえば明るい方で、その原因は一緒につるんでいた友達にあった。
その友達の名前は、相川 夢愛(あいかわ ゆあ)。
夢愛は可愛くて勉強も運動もできる、いわゆる「才色兼備」で、私とは席が近くて仲良くなった。
夢愛はクラスのリーダー的存在で、夢愛と一緒にいることで必然的に私もクラスの中心にいた。
夢愛とは話も合うし、このままずっと友達でいられると思ってた。
しかし、そう甘くはなかった。
「それ」は突然やってきた。
あるとき、クラスの女子たちと好きな人の話になった。
これは、女子の会話なら必ずと言っていいほど出てくる話題。