大人の恋は波乱だらけ!?
「……駄目だ……やっぱり浮かばない」
んっと伸びをしてデスクを見渡せばお昼時のせいか誰もいなかった。
「……」
ふと、高梨部長のデスクの方に顔を向ける。
オフィスを出て行ってから1時間以上は経つが彼が戻って来る事はなかった。
どうしたのだろうか、心配で居ても立っても居られない。
「……探してみよう……」
社内にいるとは限らないけど……。
ジッと何てしていられない。
私は立ち上がるとオフィスを出て色々と歩き回る事にした。
「……あっ」
「葉月ー!」
「明美!」
廊下を歩いていれば明美が私の方へと歩いて来た。
「聞いてよ!
今度彼氏とデートするんだ!」
「そうなんだ!良かったね!」
会った瞬間のノロケに驚きつつも、幸せそうな明美の顔に私まで嬉しくなる。
明美の彼氏ってどんな人だろう。
そう思って聞こうとしたけど、明美の言葉に開きかけた口が閉じていく。
「そう言えば【大人の恋愛】のゲームの発売日が決まったんだってね!」
「え……?」
「え?だって来年の10月に発売するからって上から聞いたけど……。
それにほらこれ、まだ世間には出してないけど……」
そう言って明美は私に1枚の資料を渡してくれる。
そこには……。
【あの『恋した悪魔~禁断の果実~』のシナリオライターが今度は大人の世界を魅了する!
30歳以上の貴方!仕事で疲れた心を彼女が描く癒しのキャラたちと一緒に一新させませんか?
予告映像、近日公開!!】
そう書かれていた。
んっと伸びをしてデスクを見渡せばお昼時のせいか誰もいなかった。
「……」
ふと、高梨部長のデスクの方に顔を向ける。
オフィスを出て行ってから1時間以上は経つが彼が戻って来る事はなかった。
どうしたのだろうか、心配で居ても立っても居られない。
「……探してみよう……」
社内にいるとは限らないけど……。
ジッと何てしていられない。
私は立ち上がるとオフィスを出て色々と歩き回る事にした。
「……あっ」
「葉月ー!」
「明美!」
廊下を歩いていれば明美が私の方へと歩いて来た。
「聞いてよ!
今度彼氏とデートするんだ!」
「そうなんだ!良かったね!」
会った瞬間のノロケに驚きつつも、幸せそうな明美の顔に私まで嬉しくなる。
明美の彼氏ってどんな人だろう。
そう思って聞こうとしたけど、明美の言葉に開きかけた口が閉じていく。
「そう言えば【大人の恋愛】のゲームの発売日が決まったんだってね!」
「え……?」
「え?だって来年の10月に発売するからって上から聞いたけど……。
それにほらこれ、まだ世間には出してないけど……」
そう言って明美は私に1枚の資料を渡してくれる。
そこには……。
【あの『恋した悪魔~禁断の果実~』のシナリオライターが今度は大人の世界を魅了する!
30歳以上の貴方!仕事で疲れた心を彼女が描く癒しのキャラたちと一緒に一新させませんか?
予告映像、近日公開!!】
そう書かれていた。