大人の恋は波乱だらけ!?
「……と、いう事で【大人の恋愛】をモチーフにした【夢の逃避行~私を愛して、狂わせて~】の中間報告を終わります」
会社の重役たちがいる会議室の前で私は頭を下げていた。
溢れんばかりの拍手が私に向けられている。
どうにか会議の時間に間に合い、無事にプレゼンも終了した。
後は質疑応答だけだ。
そう安心していれば会議に参加していた高梨部長と目が合う。
彼はフワリと笑うと小さく右手を前に出し親指だけを突き立てる。
それに返す様に私も小さく頷いた。
「何か質問がある方は挙手をお願いいたします」
会議の進行役の人が言いながら周りを見渡すが挙手をする人はいなかった。
その代わりに、社長を筆頭として再び大きな拍手が響き渡る。
それはOKの合図だった。
「あ、ありがとうございます!!」
深く頭を下げて感謝の言葉を述べる。
ホッとしながら下の方で小さくガッツポーズをする。
本当に良かった、そう思いながらもう1度高梨部長に視線をやれば、彼もまた大きく拍手をしてくれていた。
それが嬉しくて彼を見つめていれば、ゆっくりとその唇は動いた。
“よくやったな”
口パクだったが、確かにそう動いた。
高梨部長の笑顔が眩しくて私は再び深く頭を下げた。
会社の重役たちがいる会議室の前で私は頭を下げていた。
溢れんばかりの拍手が私に向けられている。
どうにか会議の時間に間に合い、無事にプレゼンも終了した。
後は質疑応答だけだ。
そう安心していれば会議に参加していた高梨部長と目が合う。
彼はフワリと笑うと小さく右手を前に出し親指だけを突き立てる。
それに返す様に私も小さく頷いた。
「何か質問がある方は挙手をお願いいたします」
会議の進行役の人が言いながら周りを見渡すが挙手をする人はいなかった。
その代わりに、社長を筆頭として再び大きな拍手が響き渡る。
それはOKの合図だった。
「あ、ありがとうございます!!」
深く頭を下げて感謝の言葉を述べる。
ホッとしながら下の方で小さくガッツポーズをする。
本当に良かった、そう思いながらもう1度高梨部長に視線をやれば、彼もまた大きく拍手をしてくれていた。
それが嬉しくて彼を見つめていれば、ゆっくりとその唇は動いた。
“よくやったな”
口パクだったが、確かにそう動いた。
高梨部長の笑顔が眩しくて私は再び深く頭を下げた。