大人の恋は波乱だらけ!?
「桜木、ちゃんと飲んでる?
主役なんだからもっとガンガンいきなよ」
低すぎず、高すぎず、心地の良い声が隣から聞こえ振り向けばそこには王子様の様なスマイルを浮かべる男の人が座っていた。
いつの間に隣に来たのだろうか。
僅かな疑問を持ちながらも笑顔で口を開く。
「高梨部長、飲んでますよ?
それに主役ってなんですかーあのゲームはココにいる皆さんで作った物じゃないですか」
私はゲームのシナリオを作っただけだ。
実際に頑張って“商品”という形にしたのは私ではない。
だから主役という言葉には納得は出来なかった。
「何言ってるの。
桜木じゃなきゃあの内容のゲームは考えられなかった。
だから主役はお前なの」
そう言いながら高梨部長はグラスを私に差し出してきた。
そこには白い液体、おそらくカルーアミルクと思われるものが入っていた。
「あの……」
「お前コレ好きだろ?
もうグラスが空だから、これ飲めよ」
「あ……ありがとうございます」
私の手元にあったグラスは既に空っぽだった。
自分でも気が付かなかったのに、高梨部長は私より早く気付いて持ってきてくれたのか……。
高梨部長の紳士さに驚きながらもグラスを受け取る。
主役なんだからもっとガンガンいきなよ」
低すぎず、高すぎず、心地の良い声が隣から聞こえ振り向けばそこには王子様の様なスマイルを浮かべる男の人が座っていた。
いつの間に隣に来たのだろうか。
僅かな疑問を持ちながらも笑顔で口を開く。
「高梨部長、飲んでますよ?
それに主役ってなんですかーあのゲームはココにいる皆さんで作った物じゃないですか」
私はゲームのシナリオを作っただけだ。
実際に頑張って“商品”という形にしたのは私ではない。
だから主役という言葉には納得は出来なかった。
「何言ってるの。
桜木じゃなきゃあの内容のゲームは考えられなかった。
だから主役はお前なの」
そう言いながら高梨部長はグラスを私に差し出してきた。
そこには白い液体、おそらくカルーアミルクと思われるものが入っていた。
「あの……」
「お前コレ好きだろ?
もうグラスが空だから、これ飲めよ」
「あ……ありがとうございます」
私の手元にあったグラスは既に空っぽだった。
自分でも気が付かなかったのに、高梨部長は私より早く気付いて持ってきてくれたのか……。
高梨部長の紳士さに驚きながらもグラスを受け取る。