大人の恋は波乱だらけ!?
「貴方に優しくして貰う資格なんて無いんです」
「桜木」
「私は貴方と付き合ってるのに……違う人を……昴さんを好きになったんです」
「言っただろう?お前が誰を好きでも関係ない」
「関係あるんです!!私はこれ以上……」
誰も傷つけたくない。
そんな身勝手な想いは口に出す事が出来なかった。
だって……。
「これは新條さんの願いでもあるんだ!!」
彼の哀しそうな怒鳴り声に口を閉じる事しか出来ない。
昴さんの願い……?
何それ……。
意味分からないよ……。
「ど……どういう事ですか……」
「……」
高梨部長は黙り込んでいたけど、すぐに私の目を見つめた。
「さっき彼が家に訪ねてきた。『葉月を頼むって』」
「え……」
「俺も詳しくは分からない。だけど、『葉月を幸せに出来るのはお前だけだ』って俺の背中を押してくれた」
「高梨部長……?」
「本当は身を引こうと思っていた。
お前が幸せならそれでいいって……だけど無理だった。
桜木を諦めたくないって、俺の隣で笑っていて欲しいって」
立ち尽くす私の体を引っ張って自分の胸へと閉じ込めると高梨部長は耳元でそっと囁いた。
「桜木」
「私は貴方と付き合ってるのに……違う人を……昴さんを好きになったんです」
「言っただろう?お前が誰を好きでも関係ない」
「関係あるんです!!私はこれ以上……」
誰も傷つけたくない。
そんな身勝手な想いは口に出す事が出来なかった。
だって……。
「これは新條さんの願いでもあるんだ!!」
彼の哀しそうな怒鳴り声に口を閉じる事しか出来ない。
昴さんの願い……?
何それ……。
意味分からないよ……。
「ど……どういう事ですか……」
「……」
高梨部長は黙り込んでいたけど、すぐに私の目を見つめた。
「さっき彼が家に訪ねてきた。『葉月を頼むって』」
「え……」
「俺も詳しくは分からない。だけど、『葉月を幸せに出来るのはお前だけだ』って俺の背中を押してくれた」
「高梨部長……?」
「本当は身を引こうと思っていた。
お前が幸せならそれでいいって……だけど無理だった。
桜木を諦めたくないって、俺の隣で笑っていて欲しいって」
立ち尽くす私の体を引っ張って自分の胸へと閉じ込めると高梨部長は耳元でそっと囁いた。