大人の恋は波乱だらけ!?
愛の結晶
月日は流れ、【大人の恋愛ゲーム】の発売日がやって来た。
色々あったが一致団結して作り上げた最高傑作のゲームだと自負している。
それは皆も同じだ。
でも、私同様に緊張を隠せないらしい。
朝からオフィスのパソコンに張り付いて売り上げの結果を待っている最中だ。
リアルタイムで全国の売り上げが分かるという画期的なものだが……。
まだ発売時間まで、というよりお店も開店していない状態だ。
張り付いたって無意味なのだが……。
そうは分かっていても気になって仕方ない。
チラチラと時計を見ながらまだかまだかと待ち続ける。
「全店舗、平均開店時間まであと10秒前」
いきなり始まったカウントダウンに皆は一斉に息を呑んだ。
ドッドッドと速まる鼓動を感じながらパソコンの画面を見入る。
「開店!!」
誰かの声が響いた。
微動だにしないグラフ。
それが数分続いた。
私を含め皆が祈るように手を重ねた時だった。
「あっ!!」
「す……すげぇ!!」
「ヤバくないか!?」
一気にグラフは動いていく。
どんどんと上がる一方でその勢いは止まるかを知らないようだ。
それを呆然と眺めていればいきなりスマホが震えだした。
「わ!?」
驚く私の声なんて聞こえない。
それくらいにオフィスは騒がしくなっている。
急いで電話に出れば聞き慣れた声が入ってくる。
色々あったが一致団結して作り上げた最高傑作のゲームだと自負している。
それは皆も同じだ。
でも、私同様に緊張を隠せないらしい。
朝からオフィスのパソコンに張り付いて売り上げの結果を待っている最中だ。
リアルタイムで全国の売り上げが分かるという画期的なものだが……。
まだ発売時間まで、というよりお店も開店していない状態だ。
張り付いたって無意味なのだが……。
そうは分かっていても気になって仕方ない。
チラチラと時計を見ながらまだかまだかと待ち続ける。
「全店舗、平均開店時間まであと10秒前」
いきなり始まったカウントダウンに皆は一斉に息を呑んだ。
ドッドッドと速まる鼓動を感じながらパソコンの画面を見入る。
「開店!!」
誰かの声が響いた。
微動だにしないグラフ。
それが数分続いた。
私を含め皆が祈るように手を重ねた時だった。
「あっ!!」
「す……すげぇ!!」
「ヤバくないか!?」
一気にグラフは動いていく。
どんどんと上がる一方でその勢いは止まるかを知らないようだ。
それを呆然と眺めていればいきなりスマホが震えだした。
「わ!?」
驚く私の声なんて聞こえない。
それくらいにオフィスは騒がしくなっている。
急いで電話に出れば聞き慣れた声が入ってくる。