私と流れ星の彼



彼は、流れ星だ。

と、私は思う。

顔も名前もよく知らない。

遠くから自転車で走ってきて、私の横を通る時だけスピードを落とす。

だから密かに、私はこう呼んでいる。

流れ星くん、と。











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