この道の先に
弓には両親が居ない。
弓が三歳の時両親が離婚し、弓は母に引き取られた。
弓の母親、珠子は弓をつれ実家に戻った。
そこで弓は修二と和弘に出会ったのだ。
実際、その時にはまだ修二は生まれておらず、和弘と出会ったのだが。
珠子は、弓を女手一つで育てた。
二人は、周りの人に支えられながらなんとか生きてきた。
しかし、弓が五歳のときに珠子は交通事故にあい、亡くなった。
大切な人を失い、ふさぎ込んでしまった弓を助けたのは和弘と、修二の存在だった。