Blood honey2
――――コンコン…
「シルビア・ラゴットで…」
「シルビアァッ!!」
ぎゅっ…
「Σぅぎゃぁ!!
へっ、変態ッ!!」
「ちがっ…Σブフッ!!」
キュッキュッ、ドゴッ!!
部屋をノックし、名前を言い終わる前に飛び出してきたスエルバを、びっくりして床に叩き付ける。(紐で縛って。)
「ハァ…びっくりした……
って、スエルバ元帥!?」
「アハハ…やだなぁ、シルビア…
スエルバでいいよ、ていうかあわよくばフロムって呼んで!!」
叩き付けられたのにも関わらず、元気に詰めよってくるスエルバ。
そこに…
「フロムー?
……ゲッ!シルビア!」
「…ユニィ…ι」
10年間殆ど会ってなかったユニィは少し大人びていて、スエルバさんの呼び方が名字から名前に変わっていた。
「な、ななな!
なんでアンタ此処にいるのよぉっ!!(せーっかく、この10年で名前呼びも出来るってのに!!)」
「スエルバさんに呼ばれて来たんだよ…ι(変わってないなオマエ。それと物騒だからその後ろの小太刀しまってくれる?)」
目だけで本心を会話するユニィとシルビア。
その間ユニィはスエルバを抱き締めている。