冷徹上司は大家さん!?
スーツから普段着のレース柄カットソーとジーンズに着替え、今帰ってきたばかりの部屋を出る。
今日は引っ越しの片づけがあると言ったら定時で帰らせてもらえたから、まだ17:30を少し過ぎたところだ。
でも料理に熱心な大家さんのことだから、もしかしたら既に夕飯の準備を始めているかもしれない。
私自身も、少しお腹が空いてきたところ。
手短にお話して帰ろうと考えながら、大家さんが住んでいるという隣の部屋の前に立つ。
ここは3階フロアの一番端っこで、私の部屋はすぐ右隣。
少し緊張しながら、なんて自己紹介しようか……なんて悩んでインターホンを押せずにいると、突然バン!と勢いよくドアが開いた。
思い切りおでこをぶつけ、しゃがみこむ。
「痛っ……」
「すみません! 大丈夫ですか?」
え、男の人の声?
私はおでこをさすりながら、声の主を見上げた。
その瞬間、言葉を失った。
今日は引っ越しの片づけがあると言ったら定時で帰らせてもらえたから、まだ17:30を少し過ぎたところだ。
でも料理に熱心な大家さんのことだから、もしかしたら既に夕飯の準備を始めているかもしれない。
私自身も、少しお腹が空いてきたところ。
手短にお話して帰ろうと考えながら、大家さんが住んでいるという隣の部屋の前に立つ。
ここは3階フロアの一番端っこで、私の部屋はすぐ右隣。
少し緊張しながら、なんて自己紹介しようか……なんて悩んでインターホンを押せずにいると、突然バン!と勢いよくドアが開いた。
思い切りおでこをぶつけ、しゃがみこむ。
「痛っ……」
「すみません! 大丈夫ですか?」
え、男の人の声?
私はおでこをさすりながら、声の主を見上げた。
その瞬間、言葉を失った。